Round5 FUJI GT 500mile RACE


タイで開催された第4戦で接触事故に見舞われたHitotsuyama Audi R8 LMSは、ダメージを受けたリヤセクションを分解整備し、ブレーキやドライブシャフトなど主要なパーツを新品に交換。万全の体制で8月4、5日の第5戦「FUJI GT 500 MILE RACE」に臨みました。
予選が行われた4日は暑い一日となり、厳しい天候のもとリチャード・ライアン選手がQ1を担当しましたが、セッション終了間際に15番手に順位を落しQ1敗退かと思われました。しかし、上位チームの4輪脱輪が発覚しタイムが抹消されたことで14位に繰り上がり、Q2進出の権利を手にします。そしてQ2では富田竜一郎選手が1分38秒119をたたき出し、5番グリッドを獲得。幸先の良い滑り出しとなりました。
翌5日の決勝は雲が空を覆いましたが、相変わらずの猛暑。チームは長丁場となる800km、160周を、30周前後を目安にピットストップを行っていく作戦で、第1スティントはライアン選手が担当します。リスクを避けて慎重にスタートし、しばらくは5位のポジションにとどまりますが、予想以上に気温が高くなったこともあり少し順位を落としてしまいました。しかし、その後はピットストップごとに順位を上げ、気温が低くなり始めた第3スティントと第4スティントは、周回数を長めにとることができました。
こうしてライアン選手と富田選手が交互にステアリングを握り、最終の第5スティントに臨んだライアン選手は8位でコースに復帰します。そしてゴール間際の158周目のストレートで先行車を抜き去り6番手にまで順位を上げました。ところがそこから1周足らずで左リヤタイヤが突然バーストしてしまい、予定外のピットストップを余儀なくされます。これによりHitotsuyama Audi R8 LMSは14位までポジションダウンし、手が届きかけていた入賞を惜しくも逃すことになりました。ラスト3周まではトラブルなく快走していただけに、何とも残念な結果となりましたが、次回こそと前を向きレースを終えました。
なお、もう1台のAudi R8 LMSを走らせるTeam TAISANは66周でリタイヤしています。
開催日:8/4-5
開催サーキット:富士スピードウェイ
天候:曇り
決勝開始時刻:13:36 終了時刻 : 18:17
出走台数 :30台
ドライバー:リチャード・ライアン/富田 竜一郎
決勝周回数:164
決勝ベストラップ : 1'38.944